機能回復ジム - トライリングス 体のお悩みを抱えている全ての方を
サポートするトレーニングスタジオ

トライリングスお知らせ

【インタビュー】山奥慎一 トライリングス代表取締役

2018.07.06
トライリングス

トライリングスの共同代表であり、商品開発およびスタッフ教育の総責任者である山奥慎一氏にトレーニングメソッドの効能について聞きました。

 

 

–「トライリングス」設立の経緯は?

山奥 最初は僕が15年以上運営している香川県高松市にあるジム(トレーニングセンター・ザ・ハート)で、長年指導しながら「神経と筋肉の結びつき」を研究していたんです。神経や筋肉、血管が緩むことで、関節や身体の機能が戻ることを経験から検証していく中で、生活習慣病予防やリハビリ、脳梗塞などによる麻痺の改善、それから子どもの発育に効果があったので、緩めるエクササイズが効果的に行えるマシン「D.R.E.マシン」や「リセットバイク」を開発しました。

おかげさまですごく好評を頂いて、宣伝もしないのに多くの方が利用してくれました。もっと世の中の人に知ってもらいたいと思っていたところ、東京でマイクロジムを複数店経営する田沢優さんと出会ったんです。「これは非常にいいものなので、研究成果をエビデンスとしてまとめて世の中に発信しましょう。トレーニングを行える施設を増やし、指導者も養成して、全国に広めて行きましょう」と、僕のトレーニングコンセプトと実績に感銘してくれたことがきっかけで、一緒に会社を設立しました。

 

–神経と筋肉を繋ぐメソッドとは

山奥 元々、神経と筋肉は繋がっていますけど、実際に神経を使って動かしている筋肉は3分の1くらいだとも言われています。神経と筋肉の結びつきを増やすことで稼動範囲が広がる。当時、高松のジムを利用していた半身麻痺の方やパーキンソン群症候群の方にも開発したマシンを使ったら驚くような効果が出た。神経と筋肉の繋がりは一種の予防だと思うんですね。実際は治るのとは違うんですが、神経の繋がりを学習させることで、動かなかった所が動くようになることがあります。

 

–どうして汗もかかず、疲れもしないのですか?

山奥 従来のトレーニングマシンは血流の滞りを作るような仕組みです。例えば、多くの方が筋力トレーニングジムに抱くイメージは、筋肉がパンパンになって痛みが出る、苦しいだと思うんですね。それが同じ筋力トレーニングでも「ストレッチライン」を使うと、運動中に血流の疎外が起こることが無いので、血流の良い状態がずっと続く。息が上がったり心臓ババクバクしたりとかにはならないんです。

 

–プロアスリート以外にも中学生や高校生、お年寄りまで幅広い方が利用していますが、どのような効果を期待できますか?

山奥 中学生や高校生なら体育の授業があるので運動不足は心配ないかもしれません。しかし、体育の授業だけでは神経と筋肉が繋がる感覚が身につくまで時間がかかります。それを「ストレッチライン」などを使うことで短縮できます。

 

ストレッチライン_ディップス

一般の成人ですと、筋肉の肩こりとかあるじゃないですか。それらは同じ姿勢でいたり、目が疲れたり、ストレスから来ると言われているんですが、ストレスによって筋肉が硬くなったのを瞬時に柔らかい状態に戻すことが期待できます。高齢の方は筋肉がどんどん衰えて行くのは避けられないのですが、衰えるのを穏やかにすることができますし、神経と筋肉をしっかり繋げることで躓いて転倒するといった予防にも繋がる。

 

–フィットネスに留まらない、ポストリハビリテーションなどに応用が利くのはなぜですか?

山奥 心臓疾患や糖尿病の方は、急激に血圧が上がるような運動はよくないと言われています。そうなると負担は確かにないのかもしれませんが、年齢を重ねるほど筋肉の衰えは早くなるので運動不足から、他の病気を合併してしまう心配があるんです。しかし、トライリングスなら身体に負担をかけないので、多くの方が始められますし、継続もしやすいんです。

そういった観点から、治療後の運動面からのサポートができると思います。実際に神経と筋肉を繋ぐことで早期回復することも分かってきました。超高齢化社会を迎えて医療・介護財政も圧迫していますから、将来的に介護が受けられない年輩の方も増えて来ると思います。そういった方々の受け皿になれるように準備して広めて行きたいと思っています。

 

–最後にこれから通う方へのメッセージをください

色々なハードルがあってフィットネスクラブに通えない方の話をよく耳にします。トライリングスはそういったハードルが比較的少ないトレーニングジムです。ご利用頂くと、効果の大きさにあっと驚く方が非常に多い。ぜひ来てマシンに触って頂いて、納得したうえで長く続けてもらえればと思います。

(インタビュー・写真: A.N)